ファンダメンタル分析の様に企業の業績や世界情勢はもちろん、日本や海外における政治や金融政策の変化などは一切考慮に入れず、株価や出来高で計算された数値で淡々と投資判断を行って行くのがテクニカル分析の大まかな特徴です。
価格の勢いや、売られ過ぎ・買われ過ぎという判断では、テクニカル分析はとても役に立ちます。
株のテクニカル分析は無意味・意味ない?僕が儲けた方法を解説
【株のチャート分析は意味ない?】
「チャートがすべてを織り込むから、チャートを読めばすべて分かる」という人がいます。これは詭弁でしょう。仮にチャートがすべてを織り込んでいたら、株価はつねに適正価格です。それこそチャートなど読まず、いまの株価を信用して買えばいいことになります。 pic.twitter.com/pF23ts3Dsf— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) August 10, 2020
テクニカル分析の基本は「チャートを信じること」ではなく「チャートを疑うこと」です。
本記事ではこのツイートを深堀りして、「テクニカル分析は無意味・意味ない?僕が儲けたやり方を解説」というテーマでまとめます。
株のテクニカル分析は無意味・意味ない?
僕が儲けた方法①:過小反応を探す
株のテクニカル分析のコツその1は「過小反応を探す」です:
↓
好材料が出たとき、株価は過小反応することが多いです。
株のテクニカル分析は無意味・意味ない?
僕が儲けた方法②:過大反応を探す
株のテクニカル分析のコツその2は「過大反応を探す」です:
↓
悪材料が出たとき、株価は過大反応することが多いです。僕らは「良い情報」よりも「悪い情報」に反応してしまいがちだからです。
【株のテクニカル分析は無意味・意味ない?僕が儲けた方法を解説】
◯チャートには「全てが織り込まれない」から価値がある テクニカル分析ってなに
◯チャートを読んで「過小反応」「過大反応」を探すべし
このうち、情報の織り込まれ方がイビツなものを見つけると、上手くいくことが多いです。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは?【違いや活用方法についてわかりやす解説】
テクニカル分析
どの株を買うべきか?を考える時に使える分析手法
- ファンダメンタルズ分析
企業の業績や財政状態、市場環境等を考慮して、今後成長していくと見込める企業の株式を買う手法。
株価がどのような動きをしているかというのは考慮しない。
主に、長期的なスパンの投資に向いていると言われている。 - テクニカル分析
過去の株価の変動パータンから、今後株価が上がるか、下がるかを予測する手法。
会社の業績や財政状態等は考慮しない。
主に、短期〜中期的なスパンの投資に向いていると言われている。
ファンダメンタルズ分析とは
今後成長が見込める 企業の株を、 できるだけ割安で 買うこと。
確認するもの | 使う指標 |
企業の収益性を確認する | ・株主資本利益率(ROE) ・純資産利益率(ROA) |
企業の本業の成長性を確認する | ・売上高の増加割合 ・一株あたり純利益(EPS)の増加割合 |
企業の安定性を確認する | ・フリーキャッシュフロー(FCF) ・自己資本比率 |
現在の株価が割安か割高かを確認する | ・株価収益率(PER) |
そして、その企業が 収益性が十分にあり 、 将来の成長も見込め 、 財務的に安定した 企業であることが確認できたら、次は現在の株価が割安か割高かをPERで確認します。
テクニカル分析とは
移動平均線
移動平均線とは、テクニカル指標の中でも最も一般的な指標です。これは、 過去の一定期間の終値の平均値を算出し、その値をつないだラインのことを指します。
移動平均線の傾きが上向きなら推移は「上昇トレンド(=株価は値上がり方向に動いている)」、下向きなら「下降トレンド(=株価は値下がり方向に動いている)」と判断できます。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線と標準偏差で構成されており、その名の通り幅(バンド)を示す指標です。価格の変動は、大半がこの幅(バンド)の中に収まるという統計学を応用した指標です。 一般的に株価は移動平均線から離れれば離れるほど反発し、移動平均線側へ戻ってくる可能性が高いといわれております。株価がボリンジャーバンドの幅の下の方にある時は、今後反発して上にいく可能性が高く、逆に幅の上の方にある時は今後反発したときに下落方向に移動していく可能性が高いと言えます。
MACD
MACD(マックディーと読みます)は、移動平均線を応用して編み出された人気のテクニカル指標です。MACDは「MACDライン」と「シグナルライン」と呼ばれる2本の線で表現されます。 一般的に、MACDラインがシグナルラインを下から上へ突き抜けると買いのサイン、逆に上から下へ突き抜けると売りのサインと判断されます。
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